
QRコードの大きさ、文字数
バーコード
QRコードの仕様ガイド
QRコード(モデル1)の仕様
シンボルサイズ
項目 | サイズ |
---|---|
最小シンボル | 21×21セル(バージョン1) |
最大シンボル | 177×177セル(バージョン40) |
最大データ容量
データ種別 | 最大文字数 |
---|---|
数字 | 1,167文字 |
英数字 | 707文字 |
8bitバイト | 468文字 |
漢字 | 299文字 |
誤り訂正レベル
レベル | シンボルに対する面積 | 用途 |
---|---|---|
L | 7% | 一般的な用途 |
M | 15% | 標準的な環境 |
Q | 25% | 工場など汚れやすい環境 |
H | 30% | 特に厳しい環境 |
QRコードの特徴
対応文字種
- 数字: 0〜9
- 英数字: 0〜9、A〜Z、スペース、記号($%*+-./:)
- 8bitバイト: 英小文字等を含むすべての文字
- 漢字: Shift-JIS文字セット(日本語対応)
技術仕様
- 誤り訂正率: 任意で設定可能(L/M/Q/Hレベル)
- クワイエットゾーン: 4セル以上必要(上下左右の余白)
- バージョン: 1〜40(シンボルサイズにより決定)
実装時の注意点
セルサイズの計算
生成するQRコードの高さ(シンボルサイズ)と文字数に対応するバージョンを選択すると、セルサイズが計算されます。
重要: セルサイズは読み取りリーダーの分解能に適合したサイズにする必要があります。適切でないサイズの場合、読み取りエラーが発生する可能性があります。
文字モードの選択
文字モードは生成ソフトウェアにより自動選択されますが、実際の文字数は上表より多くなる場合があります。
iCADbarcode.exeの場合:
- Shift_JISのみの場合 → 漢字モード
- その他のデータが含まれる場合 → 8bitバイトモード
混在データの場合、バイトモードが選択されるため効率は劣りますが、幅広い文字に対応できます。
最適化のポイント
- データ量の最小化: 必要最小限の情報に絞る
- 適切な誤り訂正レベル: 使用環境に応じて選択
- 文字種の統一: 可能な限り数字または英数字モードを使用
- クワイエットゾーンの確保: 読み取り精度向上のため十分な余白を設ける
QRコードは製造業での部品管理、在庫管理、品質管理など様々な用途で活用できる優れたバーコード技術です。
登録商標について
- QRコード®は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
- iCAD®は富士通株式会社の登録商標です。
- Shift_JIS®は日本工業規格に基づく文字エンコーディング規格です。
その他、記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。