iCAD動作設計と制御検証
はじめに
動作設計は iCAD プロフェッショナル版が
制御検証は iCAD マイスター版が
必要になります。
検証モデル
シリンダーを往復運転させます。
シリンダーは後退型、前進型センサ付き
電源弁・ダブルソレノイド弁で作っていきましょう。
動作例:
前進型センサがON → ロッド戻
後退型センサがON → ロッド出
という単純動作にします。
動作設計
↑のようなハードカテゴリした単純なシリンダを用意しました。
アイコンメニュー → 動作設計 → 直線運動をクリック
ロッドを選択 → 基点設定(ロッド全長※任意)をクリック
ロッド出方向を任意軸で左クリック
運動設定ウィンドウが出てきます。
position2の移動距離に300と入力後にENTER。(ロッドが動作で伸びます!)
分かりやすくするため同名を変更します。
ファイルに名前をつけて保存し、このファイルを閉じます。
以上で動作設計は終了です!
動作設計で動かす場合は動作線図を書きますが、制御検証には引き継ぎませんので今回は書きません。
制御検証
新規作成
先ほどのファイルを読取専用で開きます。
ファイル → 開く
読み取り専用にチェック → 対象ファイルを開く
動作検証起動
新規作成 → OK
センサ設定
Sensor右クリック → 要素設定
センサ → 要素作成
要素タイプ:センサ、種類:On/Offスイッチ → OK
選択をクリック → 図面のロッドを選択
前進型センサを設定します。
①を押して項目を選択
デジタル出力ピン番号は初期値でOK
同じ要領で後退型センサを設定します。
駆動メカ設定
シリンダーロッドの駆動メカニズムを作成します。
駆動メカニズム右クリック → 要素作成
種類:ソレノイド
下記のように設定し、OK
保存します。
環境設定
制御検証 → 環境設定
デバイス → デバイス選択
OPCDAサーバー追加 → OK
デバイス設定確認
OPCサーバーがexpSERVER Ver.7になっていることを確認
設定
I/O設定
PI設定
接続先名[DEVICE]・Device1
接続先名[I/O]・上からTag2,Tag3
と設定
PO設定
接続先名[DEVICE]・Device1
接続先名[I/O]・上からTag0,Tag1
と設定
保存
I/O設定ウィンドウを閉じ、保存します。